PCゲームをポータブルにプレイするための「Nintendo Switch」に似た携帯型ゲーム機をValveが開発しているといううわさが、2021年に入って流れ始めていた。そして今回、Valveは399ドル(約4万4000円)の「Steam Deck」を発表し、米国時間7月16日から予約を受け付けると発表した。米国、カナダ、欧州連合(EU)、英国で12月に出荷を開始し、その他の地域でも2022年に出荷予定だ。
PCゲーム用の「Nintendo Switch Pro」があったらいいと思っていた人に最適かもしれない。
Steam Deckは、Nintendo Switchによく似ており、フルサイズのゲーム機に、外部ディスプレイに簡単に接続するためのドックが別売りで提供される。7インチのタッチスクリーン、デュアルトラックパッド、マイクを搭載し、BluetoothとWi-Fiのネットワーク接続に対応し、microSDカードスロット、ヘッドホンジャック、充電/ドッキング/周辺機器接続用のUSB-Cジャックを装備する。バッテリー容量は40Whrで、1回の充電で数時間のゲームプレイが可能だ。電源ボタンを短く押すことで動作を一時停止し、後でその続きから再開できる中断機能もある。
Introducing Steam Deck: powerful, portable PC gaming starting at 9. Designed by Valve, powered by Steam. Shipping December 2021.
— Steam (@Steam) July 15, 2021
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独自のAMDチップに「Zen 2」CPUと「RDNA 2」GPUが組み合わされており、RAMは16GB、内部ストレージは64GB~512GBとなっている。価格は、64GBで399ドル、256GBで529ドル(約5万8000円)、512GBで649ドル(約7万1000円)。microSDカードスロットによってストレージを拡張することも可能だ。7インチ、解像度1280×800の液晶画面は、次期Nintendo Switchの有機EL画面とサイズが同じで、ピクセル数もほぼ同じだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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