ウェザーニューズは、同社が提供する天気アプリ「ウェザーニュース」(iOS/Android)の新バージョンにおいて、「雨雲レーダー」機能を大幅に強化した。
同社では、2020年8月のアップデートで、それまで1kmメッシュ/1時間間隔の粗い解像度でしか表示できていなかった15時間先までの雨雲レーダーを、250mメッシュ/10分間隔に高解像度化した。
高解像度化の実現には、独自気象モデルへのクラウドHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)の導入と、独自のAI技術を活用。今回、これらの技術をさらに発展させることにより、250mメッシュ/10分間隔の高解像度を保ったまま、27時間先までの雨雲の動きを予測できるようになったという。
また、雨の強さをグラフとテキストで表示し、現在地や指定した地点の雨情報が一目でわかるように改善している。1日の中で何時から何時まで雨が降るのか、いつ頃強まっていつ頃から弱まるのかなどが詳しくわかるため、「雨の強い時間は屋内の予定に変更しよう」「移動は雨が弱まってからにしよう」など、1日のスケジュールを決めるのに役立つとしている。
さらに、過去24時間前までの雨雲の動きも確認できるため(従来は1時間前まで)、「朝まで雨が降っていたから汚れてもいい靴で行こう」「昨日夕方には雨が止んだから、グランドの水たまりは乾いているかな」など、路面やグラウンドの状況などの判断にも活用できる。
これからの季節は、台風やゲリラ豪雨など、突発的かつ局地的な強雨や大雨のリスクが高まるという。強化された雨雲レーダーで、より先の時間の雨雲の動きや雨の降り方を確認し、備えや対策を見直しておくことで、防災・減災にもつなげられるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果