ソフトバンクは人型ロボット「Pepper」の生産を停止した。同社の広報担当者によると、今回の決定は、ソフトバンクロボティクスが発表した欧州におけるリストラ計画の一環ではないという。
ソフトバンクロボティクスは6月中旬、パリにおける従業員の大規模な再配置を検討していることを明らかにしていた。
その発表の中で同社は、「このリストラ計画の目的の1つは、Pepperと『NAO』(訳注:同社による別の人型ロボット)の販売とサービスサポート、保守を継続することだ」と説明していた。
Reutersは6月28日、パリで勤務する同社の従業員約330人の約半数と、英国と米国の販売部門の半数が削減されると報じた。この人員削減は既に進められているという。
この記事では、同社が2020年にリストラにともないPepperの生産を停止しており、そのプロセスを再開するにはコストがかかるとも伝えていた。
ソフトバンクロボティクスはコメントの依頼に対し、Pepperの生産を停止するという判断は、リストラというより十分な在庫を確保したことによるものだと述べた。
「Pepperの事業は主に『レンタル』であり、常に新品のPepperを必要とするわけではない。現在、そのための在庫は十分に確保できている。今でもPepperの需要はあるため、当社はこれまでと同様、『Whiz』や『Servi』など他のロボットとともにPepperの事業も継続していく」と同社の広報担当者は米ZDNetに伝えた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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