メドピアは5月31日、クレディセゾンと業務提携契約を締結し、在宅医療領域における共同事業を秋頃に開始すると発表した。
同社グループは、医師12.5万人(国内医師の約4割)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を基盤とした「集合知プラットフォーム」のほか、健康増進・予防などを企業・消費者に提供する「予防医療プラットフォーム」、医療機関と患者を繋げる「プライマリケアプラットフォーム」を展開している。
プライマリケアプラットフォームでは、薬局をかかりつけ薬局に、クリニックをかかりつけ医にすべく、テクノロジーで患者と医療従事者をつなぎ、クリニックから薬局までを一気通貫でサポートしている。
クレディセゾンでは、ファイナンスを軸に顧客のライフイベントに寄り添い、多様なサービスの提供。また、クレディセゾングループは、「Innovative」「Digital」「Global」を基本コンセプトに、リアルとデジタルを融合することでカスタマーサクセスの実現を目標とした「総合生活サービス企業グループ」への転換を目指している。
加えて、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって外来患者が減少し、事業経営に影響を受けた医療事業者、介護事業者、調剤薬局向けに、資金繰りを支援する「セゾンの診療・介護・調剤報酬ファクタリング(早期資金化サービス)」を提供する。
子会社であるセゾンパーソナルプラス傘下のシニアライフよろず相談室では、高齢者の入院・施設入所時における身元保証など、シニアの相談に多い“おひとりさまの老後のお悩み”解決と、老後の安心をサポートする「セゾンの身元保証」の提供を開始するなど、介護・医療領域における事業・サービスを拡大している。
メドピアが保有するヘルスケア領域におけるプラットフォーム構築ノウハウと、クレディセゾンがこれまでペイメント・ファイナンス事業で培ってきたノウハウ、ネットワークを相互活用し、インターネットとリアルを融合した新たな事業を展開する。両社は今後、「IT×在宅医療」を軸としたプラットフォームの創出を図る。
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