ミレニアル世代に人気の株取引アプリ「Robinhood」の開発元で、GameStop株をめぐる論争の渦中にあるRobinhood Marketsが米国時間3月23日、新規株式公開(IPO)の申請書類を非公開で提出したことを公式ブログで明らかにした。
ビデオゲーム販売を手掛けるGameStopの株価は1月、掲示板サイトRedditに集まった投資家の呼びかけで急騰した。この狂乱的な株取引が続く中、RobinhoodはGameStop株の取引を制限したことで物議を醸し、ユーザーから大きな反発を受けた。Robinhoodは政治家と規制当局の注目も集め、同社の決定に関する米議会での公聴会や調査につながった。
2013年に設立されたRobinhoodは、手数料無料の株取引サービスと使いやすさで人気が急上昇した。Robinhoodで株取引を始めるユーザーが増えるにつれて、州の規制当局や識者らはRobinhoodが投資を「ゲーム化」しているとして批判するようになった。2020年6月には、20歳のユーザーが73万ドル(当時のレートで約7600万円)の損失を出したと思い込んで自殺した。
RobinhoodによるIPO申請のニュースは、Bloombergが先に報じていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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