Squareは3月16日、店舗向け決済端末「Square Terminal」を国内で発表した。価格は、公式サイトで税込4万6980円。
Square Terminalは、クレジットカードやデビットカード、電子マネーなどのキャッシュレス決済、レシートプリンター、POSレジをワンパッケージで提供するハンディ端末。大型スクリーンで、メニューの選択や暗証番号の入力が可能なほか、1日利用できる大型バッテリーを内蔵。店舗内だけでなく、イベントなどの物販でも利用できる。
キャッシュレスは、iDやQUICPay+などのタッチ決済に加え、Suicaなどの交通系電子マネーに対応。決済以外にも、リアルタイムの販売データの取得や在庫の管理、オンライン経由での見積書や請求書の発行および送信、従業員ごとに異なるアクセス権限の付与のほか、業員各自の売上や休憩時間の管理なども可能。事業者のニーズにあわせてソフトウェアをカスタマイズすることもできる。
Square Terminalは、サードパティのPOSレジアプリやソフトウェアと連携させる「Terminal API」を提供。既存のPOSレジ以外にも、iOSやAndroid、Windowsなどで構築したアプリとSquare Terminalをシームレスに連携、事業者の幅広いニーズに応えられるとしている。同社では、サードパティソフトとして、ビジコムの「BCPOS」、ユーエスエスの「メガネのレジ」を挙げている。
通常のSquareと同様、月額使用料などの固定費は無料。事業者の売上規模や業種に関わらず、決済手数料は一律。VisaやMastercard、Suicaなどは3.25%、iD・QUICPay+は3.75%、JCBは3.95%となる。売上は、最短翌営業日での振り込みが可能という。
なお、オールインワンデバイスではあるが、国内で普及が進むコード決済はサポートしない。同社によると、「現在共有できる情報はない」とのことだが、「Squareの特徴は、ハード、ソフトを一貫で提供しているので、常にアップデートできることにある。今後、新しい機能としてアップデートする可能性はある」としている。
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