マネックス証券は2月17日、ジェーシービー(JCB)と2月15日付でアルファ版アプリの共同開発に関する業務提携契約を締結したと発表した。なお、7月を目途に両社の関係者によるサービス検証を実施する予定。
このアプリでは、JCBカードを登録・連携後、興味・関心があるJCB加盟店を設定することで、同加盟店でクレジットカード決済した購買において、付与率に応じた「仮想株式ポイント(仮)」を獲得可能。仮想株式ポイントの残高が利用した加盟店の株式1株以上になると、マネックス証券で口座開設した後、ポイントが口座に移行。単元未満株サービスが利用できるようになる。
消費行動を株式投資につなげることで、株式投資を体験することが可能になる。また、加盟店にとっては、株主増加と消費・投資の組み合わせによるJCB会員との関係深化によって、ファン醸成が期待できるという。
同社によると、昨今のフィンテックの発展に伴い、投資が身近なものになり投資への関心が高まる一方、若年層や投資初心者は、リスクに対する不安や難しそうだと感じるといった理由により、投資に踏み出せない人が多く居ると指摘。
また、マーケティング分野では、長期的な人口減少や足もとの新型コロナウィルス感染症拡大の影響による売り上げ減少により、安定的に店舗に来店し、商品、サービスなどを購入・利用する「顧客のファン化」の重要性が増している。
そこで両社は、カードで買い物するJCB会員の株式投資体験と、JCB加盟店における顧客のファン化を支援する国内初サービスの実現を目指し、アプリを共同で開発することになったとしている。
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