Microsoftは、「Windows 10」のバージョン1909向けに定例外の更新プログラムを公開した。この更新プログラムは、WPA3でWi-Fiに接続しようとした際にデバイスの動作が停止し、ブルースクリーンが表示される問題を修正するものだ。
同社は、サポート技術情報の記事「KB5001028」で、このWindows 10バージョン1909ビルド18363.1379で発生する問題について詳しく説明している。
バージョン1903のサポート期間が2020年12月に終了したため、最近になってバージョン1909にアップグレードしたというユーザーも多いはずだ。
Microsoftはこの記事で、「Wi-Fi Protected Access 3(WPA3)接続を使用しようとすると、nwifi.sysでSTOPエラー0x7Eが発生する問題を解決します。この問題は、KB4598298またはKB4601315をインストールした後に発生します」と述べている。
このWi-Fiの問題は、Windows 10バージョン1909の1月または2月の更新プログラムをインストールした後に発生する。
ユーザーの中には、WPA3で無線LANに使用しようとした際に、ブルースクリーンが表示されてSTOPエラー0x7Eが発生したという人もいるかもしれない。
同社は「この問題は、Wi-Fiネットワークから切断後、あるいはスリープ状態または休止状態から復帰した後にWi-Fiに再接続しようとした場合に発生する可能性が高い」と述べた上で、現在はほとんどのWi-FiネットワークではWPA2が使用されているため、影響を受けるネットワークは少ないとも付け加えている。
またMicrosoftは、サポート技術情報の記事に次のようなWindows Updateの機能改善に関する通知も掲載している。
「Microsoftは、信頼性を向上するために、Windows Updateクライアントに更新プログラムを直接リリースしました。Windows Updateから自動的に更新プログラムを受け取るように構成されているWindows 10(EnterpriseおよびProエディションを含む)を実行する全てのデバイスには、デバイスの互換性とWindows Update for Businessの延期ポリシーに基づいて、最新のWindows 10機能更新プログラムが提供されます。この更新プログラムは、長期サービスエディションには適用されません」
今回の更新プログラムの対象はWindows 10バージョン1909だけで、他のバージョンは影響を受けない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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