ノーコードのテスト自動化プラットフォーム「Autify」にモバイルアプリ対応版が登場

 ノーコードで利用できるソフトウェアテスト自動化プラットフォーム「Autify(オーティファイ)」を提供するオーティファイは1月25日、モバイルアプリ(ウェブアプリ)対応版となる「Autify for Mobile」(アルファ/ベータ版)の提供を開始すると発表した。アルファ版は同日から、ベータ版は2021年4月に提供する。あわせベータ版の事前申し込みを開始した。

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 Autifyは、開発したソフトウェアが期待通りに動くかどうかの検証作業を、ブラウザで自動でできるSaaSだ。プログラムコードを書く必要がないため、誰でも簡単に自動化のための設定や実行、運用までできることが特徴。ECサイトやBtoB SaaS、エンタメコンテンツの配信プラットフォームなど、さまざまなサービスを提供している300社以上の企業に導入されているという。

 同社によると、多くの企業の開発環境でリモートワークがスタンダートになるなか、「検証端末をいくつも用意するのが困難」「メンバー間で端末を郵送し合うなど手間がかかる」「検証端末の管理コストが高い」といった悩みが多く聞かれるようになったという。そこで、Autifyのモバイルアプリの提供を開始することにしたと説明する。

 このアプリを導入すると、検証のための端末を用意する必要がなく、PC(Windows/Mac)のブラウザ上で、複数端末での動作検証が自動で実施できるようになるという。QA(Quality Assurance)担当者がテスト自動化の設定やメンテナンスができるため、より高い品質を保てるほか、エンジニアも開発に集中できるため、リリースサイクルの高速化も期待できるとしている。

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 また、ブラウザ上でアプリを操作し、記録した内容を保存すればテストシナリオは完成。たとえば「毎週土曜日の23時に実行」のように任意のタイミングを設定することで、定期的なテストも自動で実行できるようになる。保存したテストシナリオの複製あるいは、一部変更するだけで、ほかのウェブサービスのテストにも活用できるとのこと。

 さらに、UIの変更や新機能の追加があった際は、テストのシナリオを手動で修正するのが一般的だが、AIがソースコードやUIの変化を検出し、シナリオ修正も自動で行われる。シナリオを書き直したり、壊れたテストスクリプトを直したりといった作業が発生しないため、メンテナンス負担も軽減できるとしている。

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