「Brave」、IPFSプロトコルをサポートする初の主要ブラウザーに

Catalin Cimpanu (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2021年01月20日 10時19分
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 Brave Softwareは米国時間1月19日、「Brave 1.19」をリリースしたことにより、IPFSをサポートする初の主要ブラウザーメーカーとなった。IPFSは、分散型コンテンツまたは検閲されたコンテンツにアクセスすることを目的とした、ピアツーピア(P2P)のプロトコルだ。

Brave
提供:Brave

 IPFSInterPlanetary File Systemの頭文字で、2015年にリリースされた。BitTorrentに似た典型的なP2Pプロトコルで、分散型ストレージシステムとして動作するように設計されている。

 IPFSでは、コンテンツを多数のシステムに分散して配置することができる。各システムは、公開されたIPFSゲートウェイでも非公開のIPFSノードでもよい。いずれかのコンテンツにアクセスしたいユーザーは、ipfs://{content_hash_ID}という形式でURLを入力する必要がある。

 通常は、中央サーバーではなく最も近いノードまたはゲートウェイから、そのコンテンツがダウンロードされる。ただしそれが実行されるのは、IPFSのデスクトップアプリまたはブラウザー拡張機能をインストール済みの場合に限られる。

 Braveによると、バージョン1.19では、ipfs://で始まるURLにブラウザーから直接アクセスできるようになるという。拡張機能は不要で、Braveは今後、ipfs://のリンクをネイティブにサポートするという。

 Wikipediaなど、一部の主要なウェブサイトにはIPFSバージョンがあるため、検閲が厳しい国のユーザーは、IPFSを新たにサポートするBraveを使って国家のファイアーウォールを迂回し、政治的理由で自国内ではブロックされる可能性があるコンテンツに(IPFSバージョンが提供されていれば)アクセスできるようになる。

 また、Braveによると、バージョン1.19ではユーザーが独自のIPFSノードをワンクリックでインストールできるため、一部のコンテンツをダウンロードして表示できるようにホスティングすることが可能だという。

 2016年に鳴り物入りでリリースされたBraveの月間アクティブユーザー数は、2020年11月に2000万人を突破し、現在は約2400万人となっている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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