コカ・コーラシステムは12月22日、記憶力と血圧の両方にはたらくGABAを機能性関与成分として配合した機能性表示食品「からだおだやか茶W」を2021年2月8日に全国で発売すると発表した。同製品は、記憶力の向上を訴求したGABA初の機能性表示食品になるという。
同製品に配合されたGABAは、野菜や果物、穀物に多く含まれるアミノ酸の一種で、人の体内では神経伝達物質のひとつとして重要な働きをする。血圧が高めの人に適した機能だけではなく、加齢によって低下する認知機能の一部である、記憶力(見たり聞いたりしたことを思い出す力)の向上に役立つ機能が受理されているという。
加えて、GABAにはさまざまな機能が報告されており、近年、難消化性デキストリンやDHA・EPA、ビフィズス菌などを抜いて、特定保健用食品(トクホ)・機能性表示食品の機能性関与成分として消費者庁への届出受理件数が最大となり、今後も商品化の拡大が見込まれている注目の成分だという。
現在の特定保健用食品・機能性表示食品の無糖茶市場は、体脂肪や中性脂肪、内臓脂肪、コレステロールといった脂肪対策の製品が約9割を占めている。しかし、2020年4月に実施した「気になる健康課題」に関する調査では、中高年の男女が「記憶力」や「血圧」にも高い関心を持っていることが判明した。
2020年は、コロナ禍の影響で、テレワークや外出自粛などが原因で運動や対人コミュニケーションが不足している人も少なくない。そうした影響から、医師から血圧高めを指摘されたり、記憶力などに対して自信を失ったりしている人が増えているという。
からだおだやか茶Wは、脂肪と糖の両方にはたらく特定保健用食品「からだすこやか茶W」と同じ「Wではたらく」シリーズとして展開。毎日の健康習慣として続けられるよう、ほどよい渋みとすっきりした味わいの緑茶に仕上げたとしている。
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