文房具は、ペンやクリップ、テープやスタンプなど、細々としたものが大半だ。文房具が好きな人は、そうしたものをたくさん集めてしまうし、人からもらうことも多い。細かいモノたちが増えすぎて収集がつかなくなり、使いたいときに見つからなかったり、同じものをいくつも買ってしまうことになったりする。そんな文房具好きが一番知りたいのは、愛しい文房具たちを使い勝手良く、また見た目も良く整理整頓する方法だ。
本書は、そんな文房具好きに向けた文房具愛に満ち溢れた1冊となっている。使わないものを捨ててしまうのではなく、居場所を作ってあげる方法を教えてくれる。まずは、「好き」なものと「それ以外」のもので分けるところから始まり、次に、「使う」と「使わない」で分けていく。整理・収納ルールを決めて、使いやすく立てたり、引き出しに入れたり、ボックスに分類してしまったり。教えてもらった方法が、「自分のための整理方法」になっていく過程も楽しい。
多彩な方法が素敵な写真と共に紹介されているので、見ているだけでもわくわくしてくる。家の中での整理だけでなく、持ち運びに便利な筆箱やポーチなども多数紹介されていて、いつでもお気に入りの文房具を使いたい文房具好きの気持ちに応えてくれる。
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