マネーフォワードは11月4日、金融機関のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進すべく、銀行が提供するウェブサービスの開発支援を開始したと発表した。その一環として、千葉銀行が個人顧客向けに新たに提供を開始する電子化サービス「ちばぎんマイポスト」の開発に参画したという。
ちばぎんマイポストは、顧客向けの各種書類や銀行からの通知を電子化するサービス。千葉銀行ではこれまで、住宅ローン返済予定表や年末残高証明書などの書類を郵送していたが、同サービスにより、書類を紛失するリスクがなくなり、確認したい時にすぐに確認できるほか、必要に応じて印刷も可能になるため、利便性が向上するとしている。
同社によると、新型コロナの影響で企業の経営状況は大きく変化し、ITの活用で業務フローを見直す企業が増えている。金融機関でも手続き業務や事務処理などにおいて、DXの重要性が高まっているが、開発人材の不足などを理由に、迅速に開発できる環境が整っていない課題があるとしている。
同社は、これまでも通帳アプリ「デジタル通帳」や法人用資金管理サービス「Business Financial Management」を開発。今後はさらにノウハウを金融機関に提供することで、金融業界のDX化を推進していくという。
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