ヤマハは10月27日、言葉をメロディにのせて会話するコミュニケーションロボット「Charlie(チャーリー)」のプロトタイプを開発したと発表した。歌でユーザーとコミュニケーションをとる「うたロボ」になる。
Charlieは、ヤマハのボーカロイド技術や自動作曲技術等を活用し、ユーザーが話しかけると、ミュージカルのように「おはよう」や「ありがとう」などの言葉はもちろん、普段の相談事や雑談等もメロディにのせて返答するコミュニケーションロボット。日常生活の中での「聴く」「演奏する」以外の「音楽との新しい関わり方」を提案する。
仕事もプライベートも充実させたい働く女性をユーザー対象にしており、仕事を終えた後の彼女たちの気持ちを少しでもリラックスさせたいという思いから、メロディにのせた会話で、緩いコミュニケーションを行うロボットを開発したという。
言葉と曲調は連動しており、感情を曲にのせて表現。人感センサーを搭載し、ユーザーから話しかけなくてもCharlieの方から自発的に話しかけたり、独り言をつぶやいたりして、コミュニケーションがとれる。会話を重ねることで、歌が上達し、音楽もリッチになっていくとのこと。頭や足をメロディに合わせて動かせるほか、天気や星座占いも答える。
ヤマハでは、2021年春の発売を目指しており、11月22日までモニターを募集している。モニター期間は12月5~27日で、モニター応募サイトから詳細を確認可能だ。モニターとして体験し、SNSへの投稿に協力できることが条件で、モニター期間終了後、希望者にはCharlieの製品版を無償で提供する。
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