Teslaが今後数年間に、電気自動車(EV)の製造とバッテリーに関する大規模プロジェクトを計画していることは周知のとおりだ。しかしこのほど、その費用が120億ドル(約1兆2600億円)に上る可能性のあることが明らかになった。Teslaが米証券取引委員会(SEC)に提出した2020年7-9月期の四半期報告書(Form 10-Q)によると、同社の設備投資額は2021年度と2022年度にそれぞれ45億~60億ドル(約4700億~6300億円)に上る予定だという。Teslaは現在、ドイツのベルリンと米テキサス州オースティンの2カ所に工場を建設中だ。
この巨額の費用は工場の建設だけでなく、最終製品である車両の製造にも投じられる。Teslaはこれについて、さまざまなプロジェクトの優先事項が影響するため、設備投資の額には多少の変動が生じる可能性があることを報告書に明記している。変動をもたらす要素には、既存製品の「生産調整」も含まれる。加えてTeslaは、「Model Y」や「Solar Roof」の生産拡大に向けた取り組みを続けているほか、新たなバッテリーセル技術も開発中だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」