logo

「iPhone」がUSB-C対応になる日は来ないかもしれない

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 編集部2020年10月17日 12時00分
  • 一覧
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 私は、「iPhone 12」のポートが広く採用されているユニバーサルなものになることを大いに期待していた。それなのに、独自フォーマットに別の独自フォーマットが追加されただけだった。10月14日に発表されたiPhone 12には、USB-Cポートは採用されなかった。充電は引き続きLightning経由で、そこに新たに「MagSafe」コネクターが追加された。

まだかな、まだかな?
まだかな、まだかな?
提供:Sarah Tew/CNET

 私はiPhoneがUSB-Cに対応する日は来ないであろうことを、受け入れ始めている。

 Lightningは、2012年発売の「iPhone 5」から採用されている。iPodから続いた昔ながらの30ピンのポートの代わりとしてデビューしたものだ。過去10年の間、Lightningには長所があった。小さいし、データ転送速度も30ピンよりは速い。だが、ここ数年はUSB-Cの時代となっている。これに比べれば、Lightningは古く感じる。

 Appleの新しいMagSafeによる充電接続は、標準無線充電規格「Qi」の改善版のように見える。「Apple Watch」の充電と同様の磁石によるハンドシェイク機能がある。従来より確実に充電できるだろう。なお、MagSafeを介して充電するには「MagSafe充電器」が必要だ。

 それにしても、なぜまだLightningポートなのだろうか。なぜ思い切ってUSB-Cに移行しないのだろうか。

 AppleはiPadシリーズでは既にUSB-Cへの移行を始めている。まずは「iPad Pro」で、そして2020年の「iPad Air」で。MacBookシリーズはすべて、USB-C/Thunderbolt 3に移行済みだ。iPad Proも「MacBook Pro」も「Nintendo Switch」も「Google Stadia」のコントローラーも「Oculus Quest 2」も、すべて同じケーブルで充電できる。残る一部がLightningだ。

 Lightningは今となっては奇妙で古めかしいポートであり、AppleがiPhone 12にUSB-CからLightningへの変換ケーブルを同梱するのはもっと奇妙なことだ。USB-C対応のACアダプターを見つけるか購入するかして、それに変換ケーブルを指せということだろうか。真面目な話、完全にUSB-Cに移行すれば済むのに、なぜそうしないのだろうか。

 さらに、AppleはACアダプターを同梱しない。多くの人がiPhone 12と一緒にMagSafe充電器やMagSage対応の新しいケースを買う可能性は、どれほどだろうか。

 私の自宅の仕事机には今、持っている多様なデバイスをすべて充電するために必要なアダプターやコードを指した電源タップがある。ウェアラブル端末専用の充電器も多数あるが、ほとんどがUSB-C対応だ。iPhoneと、まだLightningを使っているわずかなApple製品以外のほとんどすべてが、だ。

 私は変換アダプターが嫌いだ。独自仕様の充電ケーブルはもっと嫌いだ。将来のiPhoneでは、少なくとも1つはなくなるはずだった。だが、新たな独自仕様を追加することになりそうだ。

 iPhoneでUSB-Cを採用すべき理由を説明する必要はないだろう。他の多くのスマートフォンで使われている。Apple製品の半分以上でも使われている。それに、そうなればiPhoneでも私が使っているiPad Proやその他の製品の周辺機器や変換アダプターをよりシームレスに接続できただろう。もちろん、Lightningと変換アダプターでも、HDMI経由のテレビへの出力や、microSDカードの写真データを読み込みができることは分かっている。それでも、USB-Cの方がより望ましい。

これはやりすぎかもしれないが、USB-CのiPad Proならここまでできるのだ。
これはやりすぎかもしれないが、USB-CのiPad Proならここまでできるのだ。
提供:Stephen Shankland/CNET

 USB-Cになれば、今持っているすべてのLightning対応周辺機器を買い換えなければならないかもしれない。だが、独自ポートと周辺機器の2つの波を伴った30ピンからLightningへの切り替えと比べれば、大したことはない。USB-Cへの切り替えであれば、周辺機器の全面的な買い替えはスキップできる。それに、繰り返しになるが、Appleは既に部分的にであれ、そちらの方向に向かっている。

 それでも、iPhone 12にUSB-Cポートは搭載されなかった。私は、もしかしたら永遠に搭載されないのかもしれないと思い始めている。だがAppleよ、USB-Cを飛ばさないでほしい。皆が期待しているようにiPhoneをポートのない板にして、充電方法としてMagSageだけを使うようになど、しないでほしい。iPhoneが日常的に使うコンピューターであるなら、既に広く受け入れられている小さくて日常的なポートが1つあることも、非常に役に立つはずなのだから。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]