Bespoは10月8日、フードテック領域で飲食店向けに集客支援サービス「ビスポ!」を「TABLE REQUEST(テーブルリクエスト)」へとリニューアルし、Instagram上での飲食店の即時予約サービスを10月12日より提供開始すると発表した。
同社によるとこれまで、飲食店は集客に既存の検索サービスを利用し、基本料金に加え予約来店人数に応じて従量課金により、費用を支払ってきたという。そこに今年は、新型コロナウイルスによる自粛や短縮営業などが重なり、集客が落ち込む店舗が急増している。
このような環境下で、無料で利用できる集客支援サービスビスポ!を、「空席だけを探すことができ、すぐに予約が確定する」というサービスコンセプトを来店希望者や飲食店にとってより分かりやすく伝えるため、TABLE REQUESTへとリニューアルした。
LINE公式アカウント(@tablerequest)上で希望時間・人数・予算・料理ジャンル・エリアをリクエストすることで、即時に条件と合致した予約希望日時に空席を持っている飲食店と希望者をマッチングできるのが特徴。
リニューアルしたTABLE REQUESTでは、SNSなど他サービスと連携することで飲食店予約の利便性を高め、飲食店の集客に貢献したいと考えているという。まずは、日本で月間アクティブアカウントが3300万を超えるInstagramとの提携を開始する。これにより、飲食店のInstagram公式アカウントから即時予約ができるようになった。
また、飲食店にとっては、Instagramを利用した公式アカウントのファンに対し、即時予約サービスが提供できることに加えて、既存のグルメサービス以外の新しい集客チャネルを持つことができるようになる。
加えて、Instagramに不慣れな飲食店向けに、予約ボタン設置マニュアルのHP掲載に加え、専用相談窓口を設け、飲食店をサポートする予定。
ただし、Instagramからの即時予約はTABLE REQUEST加盟店が対象。TABLE REQUESTへの加盟については、提携する予約台帳システムの導入が必要になるという。
なお、従来の飲食店検索サービスは、店舗からの広告掲載や予約成立時の制約課金をビジネスモデルとしているが、TABLE REQUESTは予約有無にかかわらず飲食店・ユーザー共に費用が一切発生しない完全無料サービスとして構築されている。
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