レノボは、画面を折りたためる世界初のモバイルPC「ThinkPad X1 Fold」を正式に発表した。これがPC市場の未来を象徴するものになるかは、折りたためる画面の価値がどう受け止められるかによるだろう。
13.3インチの有機ELディスプレイ(OLED)は2画面でも使え、少し折り曲げると本のようになる。さらに角度をつけて通常のノートPCのように置くと、半分でタイピングしながらもう半分をモニターにできる。この製品は巨大な画面のタブレットになる一方で、Wi-Fi 6とオプションで5Gにも対応する強力な「Windows 10」搭載ノートPCにもなる。「Intel Core i5」プロセッサーを採用し、8GBのメモリーと512GBのSSDを搭載している。
日本ではWi-Fiモデルが10月13日に発売予定で、価格は36万3000円(税別)。5Gモデルの発売時期は後日発表予定だ。
X1 Fold用アクセサリーもあり、このアクセサリー群こそが、単に画面を半分に折りたためるというだけではない興味深さの理由だ。スタイラスペン「Mod Pen」を使うと、X1 Fold上で絵を描いたり、メモをとったり、書類に署名したりできる。スタンド「Easel Stand」をX1 Foldの背面に装着すると、縦向きでも横向きでも立てかけられる。だが最も興味深いのはキーボード「Bluetooth Mini Fold Keyboard」で、使わない時に折りたたんだ本体の間に挟んでおくと、ワイヤレス充電ができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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