共同購入型クーポンサイトを展開するグルーポン・ジャパンは9月28日、日本市場から撤退すると発表した。
クーポンの販売は9月28日で終了。未使用クーポンについては、12月27日までであれば有効期限に合わせて利用できるほか、12月28日以降、有効期限内の未使用クーポンを持つユーザーについては、購入時の決済手段を介して返金するとしている。なお、12月28日以降は店舗によるクーポンの消込ができなくなるものの、店舗からの問い合わせは2021年1月31日までマーチャントセンターが対応する。
同社は、前身のQ:podから商号変更する形で2010年に日本市場へ参入。順調にビジネスを拡大していたが、2011年1月に「スカスカおせち事件」が発生。定価の半額で購入できるクーポンを使って「バードカフェ」のおせちを購入したユーザーから、配送遅延や広告写真と内容が違うといったクレームが複数投稿され、返金対応のほか米グルーポンのメイソンCEOが謝罪する事態に至った。
同社では事件後、おせちの販売を停止していたものの、2014年より取り扱いを再開していた。
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