Pinterestは米国時間9月23日、複数の写真や動画を組み合わせ、テキスト、音楽、ナレーションなどを追加したコンテンツを投稿できる新機能「ストーリーピン」を発表した。この機能は現在ベータ版が米国の一部クリエイターに提供されており、今後数カ月のうちに日本を含む世界のクリエイターにも提供される予定だ。
「われわれは将来を見据え、人々にインスピレーションを与えるという当社のミッションをさらに発展させるべきタイミングだと判断した。インスピレーションを与えるものを手がかりに人々を結びつけるという、これまでのサービスを超える試みを行うべき時が来た」と、Pinterestの共同創業者でデザイン責任者を務めるEvan Sharp氏はオンラインの記者会見で語った。同氏によれば、この新機能は、ユーザーと「自らにインスピレーションを与える人々を直接結びつける」ものだという。こうした人々に含まれるのは、インテリアデザイナーやファッションブロガーなど、ライフスタイル中心のソーシャルメディアであるPinterestを利用して、自らの専門知識を披露しているさまざまなクリエイターだ。
Pinterestによるこの動きは、ソーシャルメディアサイトで動画の人気が高まっている現状を反映したものだ。短時間で消えるメッセージングサービスを手がけるSnapchatは2013年、ユーザーが写真や動画を組み合わせ、24時間たつと消えるコンテンツを投稿できる「ストーリー」機能をいち早くリリースした。それ以来、Facebook傘下のInstagram、Google傘下のYouTube、Twitter、Microsoft傘下のLinkedIn、そして今回のPinterestなど、数々のテクノロジー企業がこぞって自社バージョンのストーリー機能を開発して、この流れに乗った。また、この2年間でTikTokのようなアプリの人気が急速に高まり、これを受けて音楽を動画に追加できる機能はますます一般的になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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