Appleが「iOS 14」と「iPadOS 14」の正式版を米国時間9月16日にリリースする。これらのアップデートは、現在「iOS 13」または「iPadOS 13」で動作しているすべての端末に対して提供される。
大きな変更点は主としてiPhoneに関するもので、iOS 14ではまずホーム画面が刷新され、各アプリの情報を表示するウィジェットを画面上のどこにでも配置できるようになる。これにより、例えば「TripIt」ウィジェットでは次のフライト時刻や残りの旅行日程といった情報をアプリを起動せずに確認できるようになる。またホーム画面上に大量に並んで収拾がつかなくなったアプリを整理し、フォルダーに自動的に分類する「Appライブラリ」も新たに追加される。
さらに、iPadOSで実装済みのピクチャ・イン・ピクチャ・モードが、iPhoneでも提供される。同機能は、動画が再生されているウィンドウのサイズを縮小して、インターフェースの上に配置し、ユーザーが動画アプリを表示したままにできるというもの。
「メッセージ」アプリは、両方のプラットフォームでグループチャットが刷新されてインラインの返信やメンションが可能になったほか、お気に入りの会話をピン留めできるようになる。
Appleは、モバイルOSに新しいセキュリティ機能も追加している。例えば、カメラロール内の特定の写真に対するアプリのアクセスを制限することが可能になり、ユーザーの追跡や広告の表示にデータを使用するアプリに対してさらなる透明性が求められるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス