新型コロナウイルス関連

BluetoothウェアラブルでもCOVID-19陽性者との接触確認を可能に--標準化団体が仕様検討

 Bluetoothの標準化団体Bluetooth Special Interest Group(Bluetooth SIG)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)陽性者との接触を通知する機能「Exposure Notification System(ENS)」を、Bluetooth対応の各種ウェアラブルデバイスでも利用できるようにすると発表した。

キャプション
ウェアラブルデバイスでCOVID-19陽性者との接触を通知(出典:Bluetooth SIG)

 厚生労働省の新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」など、世界各地で利用されているENSは、スマートフォンのBluetooth通信機能を使い、COVID-19陽性者との濃厚接触した可能性を教えてくれる。Bluetooth SIGは、これと同様の機能をスマートウォッチやアクティビティトラッカーといった、Bluetooth対応ウェアラブルデバイスへ提供する考え。

 こうしたデバイスでもENSを利用可能にする理由は、スマートフォンを所有していないがウェアラブルデバイスは使っている、たとえば高齢者や子供のような人々が存在するからだという。そうした人たちのウェアラブルデバイスも、ケアワーカーや保護者などのスマートフォンと連携させれば、ENSデバイスとして活用可能になるだろう。

キャプション
スマートフォンと連携させる(出典:Bluetooth SIG)

 Bluetooth対応ウェアラブルデバイス向けENS仕様を検討するワーキンググループ「Bluetooth SIG Exposure Notification Working Group(ENWG)」には、130社を超えるBluetooth SIGメンバー企業が参加したそうだ。

 現在、仕様の策定作業を進めており、草案の初版は数カ月以内に公開する予定。進捗状況などは、ウェブサイトに随時掲載していく。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]