病理AIソリューション「PidPort」を提供するメドメインは8月24日、複数の病院グループ、ベンチャーキャピタル、事業会社および、個人投資家を引受先とする第三者割当増資を実施し、約11億円の資金調達を実施したと発表した。これにより、累計約12億円の資金調達が完了したという。
同社によると、今回調達した資金は、主に病理AI開発をはじめとしたソフトウェア開発、デジタル化領域への設備投資、営業・開発体制の強化および、マーケティング費用に投資する予定。
同社は、2月にPidPortを正式にリリース。これまでに、国内外で50施設以上の医療機関と共同研究を実施し、共同研究施設および、新規の施設への製品導入を進めてきた。
昨今のコロナ禍の影響もあり、デジタル病理へのシフトを目的とした同社事業やサービスについての問い合わせが増えており、提供施設数や提供領域が拡大しているという。
今後は、利用者の声をプロダクト開発に生かしつつ、施設側でのデジタル環境構築そのものへの支援にも注力していく。また、病理AIの開発においては、多種の臓器・病変についての病理診断をサポートするAIの開発を進め、人工知能の特長を生かした革新的な疾患予測モデルの創出を行うという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス