食品流通市場のDXを加速する10Xは8月21日、ネットスーパー・ECなどの商品マスタのセットアップ・運用を行うスコープと業務提携を締結したと発表した。
広告・マーケティング業を手掛けるスコープは、商品カタログやチラシの企画・制作で培ってきたノウハウを生かし、ネットスーパー・ECなどの構築の際に必要となる商品マスタの構築に強みをもっている。
具体的には、店舗に並ぶ大量の商品の写真撮影・商品情報・価格の入力などのデータ入力によるマスター構築・運用ソリューションを提供し、マスタデータを使った業務の効率化の提案も行っている。
同社が提供する「Stailer」は、ネットスーパー事業の立ち上げ・運営を行う小売・流通事業者を対象とし、レガシーなシステムを置き換え、便利な顧客体験を実現するサービス。長期的にネットスーパー事業を成長させるために必要なAPI、データベース、エンドユーザー向けのアプリ、分析ツールといったシステムをフルセットで提供している。
今回の提携では、Stailerとスコープが提供する商品マスタの構築・運用技術を組み合わせることにより、既存のPOSデータを連携するだけで商品・在庫マスタの自動生成を可能とするサービスの一括提供を行うという。
すでに利用されているPOSデータをStailerと連携すると商品マスタ・在庫マスタが初期生成され、スコープが商品画像やテキストデータを付与することで、ネットスーパーで利用可能なデータが整うという。
同提携により、スーパー・小売事業者は自社でのシステム開発や商品マスタ・在庫マスタなどの準備不要で、素早くネットスーパー事業を立ち上げることが可能となる。
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