ヤマトホールディングスとヤマト運輸(以下ヤマト)は8月17日、英国のDoddle Parcel Services(以下Doddle)と提携し、新たなEC商品受け取りサービスを11月に開始すると発表した。今後は、ドラッグストアやスーパーマーケットなどの店舗でも商品を受け取れるようになるという。
Doddleは、EC購入商品の受け取り・返品システムをグローバルで手がける英国企業で、3月にヤマトと提携していた。また、ヤマトは、6月より購入者が希望する多様な受け取り方を実現する配送サービス「EAZY」を展開している。
そして両社は11月より、ヤマトのEAZY導入事業者や同サービスを利用する「特定EC事業者」の受け取り拠点として参画する店舗に対して、Doddleの「Click & Collectシステム」を導入し、サービス提供を開始するという。
具体的には、EC購入者は商品の受け取り拠点が拡大し、スーパーやドラッグストア、クリーニング店などの店舗でも受け取れるようになる。ECサイトでの商品注文後にスマートフォンに送信される二次元バーコードを店舗で提示するだけで、スムーズに荷物を受け取れるという。さらに、商品を受け取る店舗で利用できる割引クーポンなども取得できるという。
一方の導入店舗は、Click & Collectシステムの専用端末に表示される指示に従って、顧客から提示される二次元バーコードを読み取るだけで、本人確認や配達情報の登録などが完了し、スムーズに荷物が受け渡せるという。なお、Doddleの展開国における調査では、このサービスを利用するEC購入者の約70%が受け取り店舗で買い物をする結果が出ているという。
両社では、受け取り店舗の募集を開始している。また、2021年3月をめどに、EC商品の返品が可能となる機能を拡張する予定だという。
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