即時配達「PayPayダッシュ」、約5カ月で終了へ--「実証実験の役目を終えた」

 ヤフーは8月17日、福岡県の一部地域で展開していた即時配達サービス「PayPayダッシュ」を、8月25日に終了すると発表した。

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 PayPayダッシュは、2020年3月に開始した即時配達サービスで、イオンショッパーズ福岡店の約150種類の商品を、注文から最短30分で自転車にて配達するというもの。サービスは、実証実験として実施しており、イオン九州やソフトバンクとラストワンマイル配送や物流分野で連携していた。

 サービスとしては、PayPayダッシュのアプリ上で配達先を指定すると、注文を受けた配達員が店舗で該当商品をピックアップし、自転車で商品を届ける。支払いは、商品受け取り時に支払うPayPay決済か、商品注文時に支払うクレジットカード決済が選択できた。

 ヤフー広報部に終了理由を確認したところ、「もともと期間限定でスタートしており、本来の目的である実証実験の役目を終えたため」との回答があった。また、「即時配達のニーズを十分に把握できた」としているが、今後の展開については現状未定であり、今回の実証実験を踏まえて検討していくという。

 当初は、オフィスでの利用を想定していたこともあり、昼食用の弁当購入がニーズとして多かったが、緊急事態宣言以降サービスを一時停止。再開した5月以降は、主婦のユーザーが増え、生鮮品や日用品の購入も増加するなど、想定していなかった利用シーンも把握できたとしている。

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