アップル版「ストリートビュー」がついに日本でも登場--まずは東京、大阪、名古屋から

 世界中の街中を360度で楽しめる、アップルのマップ新機能「Look Around」が8月5日より日本でも利用できるようになった。もともと、2019年のWWDC内でiOS 13の新機能の一つとして発表されたものであり、米国などではすでに利用可能となっていた。

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Apple版ストリートビューこと「Look Around」

 これは、グーグルの「ストリートビュー」と同様の機能で、iOSのマップアプリ内にある双眼鏡のボタンをタップするとLook Aroundが起動する。現在地の様子を360度の映像で楽しめるほか、マップ上に置かれた双眼鏡のアイコンを任意の場所に移動させることで、異なる場所の様子も確認できる。フルスクリーンで表示することもできる。

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双眼鏡のアイコンが「Look Around」の起動ボタンだ

 進みたい方向をダブルタップすることで移動できるが、進行方向にジャンプする際、移動中の映像が補間されないストリートビューと異なり、Look Aroundは連続した映像でスムーズに表示でき、ストリートビューより移動している感覚に近い。マップ内の自由度も高く、反対車線に移動したり、近くの地点を指定すれば近くまで、遠くの地点をタップすると一気にジャンプすることもできる。

 現在、Look Aroundが利用できる日本のエリアは、筆者のiPhoneで確認した限り、東京、大阪、名古屋などの三大都市圏の一部に限定されているが、アップルでは車を使った各都市の画像収集作業を進めており、三大都市圏以外でも、2020年3月から10月にかけて、宮城県仙台市、石川県金沢市、広島県広島市、香川県高松市、福岡県福岡市が収集対象エリアに入っている。将来的に、こうした地域でも利用可能になると考えられる。

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今のところ「Look Around」が使えるのは三大都市圏に限られる

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