グーグルは8月4日、新型スマートフォン「Pixel 4a」を発表した。価格は税込4万2900円で、8月14日に予約開始、8月20日に販売開始する。キャリアはソフトバンクのみとなり、前モデル「Pixel 3a」を取り扱っていたNTTドコモが離れた形だ。なお、GoogleストアでもSIMフリー版を販売する。
PixelシリーズのウリであるカメラもPixel 3aから強化されており、Pixel 4と同一センサー、同一レンズの1200万画素メインカメラを搭載。ポートレートモードや星空撮影に対応した夜景モードのほか、Live HDR+、デュアル露出補正など、上位機種と同じ機能を内蔵する。望遠カメラは非搭載だが、Pixel 4で搭載された超解像ズームが利用可能だ。インカメラは、800万画素で84度(35mm換算24mm相当)の広さを持つ。
生体認証は、指紋センサーを採用。Pixel 4に搭載された小型レーダー「Soli」を使った「Motion Sense」はコストの面から非搭載となったものの、マスクを着けている場合などでは指紋センサーのほうが利便性が高く、多くのユーザーから支持されるだろう。また、セキュリティチップ「Titan M」を搭載するほか、3年間のOS・セキュリティアップデートが保証される。
日本向けモデルは、Pixel 3aに引き続き「おサイフケータイ」に対応。SuicaやPASMOをはじめ、iD、QuicPay、楽天Edy、nanacoなどの電子マネーが使える。そのほか、ポリカーボネート製ユニボディを採用したボディサイズは144mm×69.4mm×8.2mm。3140mAhのバッテリーを搭載しており、AIが利用頻度の高いアプリを予測して消費電力を抑える「アダプティブバッテリー」も搭載。USB-Cポートは18Wの高速充電に対応する。
Googleアシスタントも強化されており、LINEやWhatsAppの返信を声でアシスタントに指示できる「トーク内返信機能」などを搭載。さらに、Pixel 4aの特典として、広告が表示されない「YouTube Premium」と、Googleドライブのデータ容量追加などGoogleのサービスを向上させるサブスクリプションサービス「Google One」が3カ月無償で利用可能となる。
グーグルでは、Pixel 4aの発売とあわせて、完全ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds」の日本導入も発表。さらに、2020年秋に、5G対応の「Pixel 5」および「Pixel 4a 5G」を投入すると告知している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス