PFUは、リカー・イノベーション、数馬酒造と協業し、「PFUの音響識別AI技術を活用した新たな日本酒が体験できるプロジェクト」をクラウドファンディングサイトMakuakeで開始した。期間は9月29日まで。
スキャナー「ScanSnap」などで知られるPFUがなぜ日本酒なのか。PFUは、石川県かほく市に本社を持つ。350年前から毎年7月に開催されてきた石川県の伝統的な疫病払いの神事「あばれ祭」が今年度は中止になったことを受け、石川県で創業して60周年を迎えるPFUに何かできないかという想いから、今回のプロジェクトの実施に至ったという。
数馬酒造がPFUの音響識別AI技術を活用して日本酒を醸造。あばれ祭の中でも「歓びの声」だけを音響識別AI技術で抽出。「疫病払い、皆の幸せを願う」という想いを、AIテクノロジーの力で日本酒に宿して醸造した日本酒が「継音」だ。リカー・イノベーションが日本酒を販売する。
加えてPFUは開発したオンライン飲み会専用日本酒レコメンドアプリ「emopair」を提供する。emopairは、プライバシーを確保しつつ、声色や声の大きさ、会話の単語を検知・解析しその酒宴がどれくらい盛り上がっているかを識別する。
解析された盛り上がり度や、酒宴で発せられた言葉(単語)をもとに、独自のアルゴリズムで、KURANDのお酒ラインアップの中からオススメのお酒をセレクト。その場にあった日本酒をペアリングする。そのまま購入することも可能だとしている。
日本酒好きのメンバーとの飲み会のネタ使う、オンライン飲み会でお勧めされたお酒を購入して、「次回は全員同じお酒で語り合う!」といった流れを期待しているという。
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