Facebook、売上高と利益が予想超え--増収率は11%と鈍化

Stephanie Condon (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2020年07月31日 11時34分

 Facebookは米国時間7月30日、2020年度第2四半期(6月30日締め)の決算を発表した。売上高と利益が市場予想を上回る好調な結果になった。ただし前年同期からの増収率は第1四半期より大幅に鈍化。Facebookは、現在直面している広告ボイコットの問題などの要因により、第3四半期も増収率は横ばいが続くと予想している。

四半期売上高の推移
四半期売上高の推移

 第2四半期の純利益は51億7800ドル(希薄化後1株あたりの利益は1.80ドル)だった。売上高は前年同期比11%増の186億9000万ドルだった。

 アナリストらは、売上高を174億ドル、1株あたりの利益を1.39ドルと予想していた。

 デイリーアクティブユーザー数(DAU)は6月の平均値で17億9000万人となり、前年同期比で12%増加した。月間アクティブユーザー数(MAU)は6月30日時点で合計27億人となり、前年同期比で12%増加した。

 Facebookが運営するサービス(「Facebook」「Instagram」「Messenger」「WhatsApp」)の少なくとも1つを毎日利用しているユーザーの数は、6月の平均値で24億7000万人となり、前年同期比で15%増加した。また、これらのサービスの少なくとも1つを1カ月に1回以上積極的に利用しているユーザーの数は、6月30日時点で31億4000万人となり、前年同期比で14%増加した。

 今四半期の最初の3週間について見ると、Facebookの広告売上高の前年同期比増加率は、第2四半期の増加率(10%)からほぼ横ばいとなっている。同社の第3四半期の始まりは、「#StopHateforProfit」(利益のためのヘイトを止めよう)キャンペーンの開始と重なった。このキャンペーンは、Facebookへの広告出稿をボイコットするよう呼びかけることで、同社にヘイトスピーチや誤情報への対策強化を求める運動だ。

 Facebookは広告ボイコットを含む複数の要因により、第3四半期の増収率も10%程度になると予測している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]