Donald Trump Jr.氏がTwitterのアカウントに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療に抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンを使用することを推奨する動画を投稿したことを受けて、Twitterは米国時間7月28日、同氏のアカウントを一時的に制限した。Twitterはこの措置について、ヒドロキシクロロキンがCOVID-19の予防や治療に有効ではないことが複数の研究によって示されており、同氏のツイートは、COVID-19に関する誤情報や、悪影響を及ぼす恐れのある情報の拡散を禁止するTwitterのポリシーに違反しているためと説明している。
「このツイートは、当社の規則(COVID-19関連の誤情報の共有)に違反しているために削除する必要があり、当該アカウントの機能は12時間制限される」と、Twitterのコミュニケーションチームは28日に述べた。
This account has not been permanently suspended. Per the screenshot, the Tweet requires deletion because it violates our rules (sharing misinformation on COVID-19), and the account will have limited functionality for 12 hours. More in our rules: https://t.co/0wHWVV5QS4 https://t.co/0gq7rlaNw7
— Twitter Comms (@TwitterComms) July 28, 2020
Donald Trump米大統領の息子であるTrump Jr.氏は27日、「この動画を見るべきだ。誰もが語っている話とはまったく異なる」というツイートとともにこの動画を共有していた。
Twitterは、このツイートの削除に加えて、Trump Jr.氏のアカウントを制限し、ダイレクトメッセージをフォロワーに送信することしかできないようにした。つまり、ツイート、リツイート、フォロー、いいね!をできないようにした。この制限措置は12時間実施された。
Trump Jr.氏の代理人から、直ちにコメントを得ることはできなかったが、広報担当者であるAndy Surabian氏は28日、「ビッグテック(大手IT企業の総称)は、今日の米国における表現の自由に対する最大の脅威だ」とツイートし、「彼らはあからさまな選挙干渉を続けている」と付け加えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)