ニコンは7月21日、フルサイズセンサー搭載の新型ミラーレスカメラ「NIKON Z 5」を発表した。センサーは表面照射型で、有効画素数は2432万画素。Z 7と同じ画像処理エンジン「EXPEED 6」を搭載しており、常用ISO感度は100-51200となる。シャッタースピードは1/8000秒~30秒。ハイブリッドAFの測距点は273点で、撮像範囲の水平・垂直約90%をカバー。瞳AF・動物AFにも対応する。またZ 7同様、5段5軸の手ぶれ補正ユニットを本体に内蔵している。
電子ビューファインダーは約369万ドットで、ファインダー倍率は約0.8倍。接眼保護窓を除き、Z 6と同じ構造・材質を採用している。背面モニターは3.2インチ約104万ドットの液晶パネルで、チルト式でタッチ操作に対応する。連写性能は秒間約4.5コマ。メモリーカードスロットは、UHS-II対応のSDカードダブルスロットとなっている。
ボディサイズはZ 7・Z 6とほぼ同じだが、奥行きを2mm拡大。グリップ性の向上を図っている。一方、Z 7・Z 6が搭載していた肩部の液晶は省略。モードセレクトダイヤルが肩部液晶の位置に移動している。なお、その他のダイヤルやボタンの配置は従来機種と変わらない。高耐久を謳うボディには防塵防滴シーリングを施しており、前面にはマグネシウムを採用。電源は、Z 7・Z 6でサポートしていたUSB Type-Cポートによる充電機能に加え、新たに給電機能にも対応した。バッテリーは「EN-EL15c」を採用。撮影可能コマ数は約470コマとなっている。
価格はオープンプライスだが、店頭予想価格としてボディ単体が税込み18万2600円、「NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3」が付属するレンズキットが税込み22万2220円としている。
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