従業員の自宅においしいコーヒーを--WORC、テレワーク時代の福利厚生サービス

 WORCは7月2日、テレワークを実施する企業向けの福利厚生サービスを開始したと発表した。

 ティーバッグ方式のコーヒーバッグ「働く人のためのCOFFEE BAG」とエスプレッソを急速冷凍して真空包装した「エスプレッソキューブ」を従業員の自宅、もしくはオフィスへ定期的に届ける法人向けプラン だ。

 毎月20個ずつ、送り先は5箇所で1万6000円から(送料・税込)。1箇所あたりの個数や組み合わせは別途相談に応じるという。

「働く人のためのCOFFEE BAG」。働くシーンにあわせた3つの味「CREATIVE、RELAX、REFRESH」を用意
「働く人のためのCOFFEE BAG」。働くシーンにあわせた3つの味「CREATIVE、RELAX、REFRESH」を用意
エスプレッソを急速冷凍して真空包装した「エスプレッソキューブ」
エスプレッソを急速冷凍して真空包装した「エスプレッソキューブ」

 WORCは2019年12月に事業を開始したコーヒーのスタートアップだ。「美味しいコーヒーで、ワクワクはたらこう。」というビジョンのもと、淹れたての美味しいコーヒーをオフィスに届ける福利厚生サービスを提供してきた。

 WORC 代表の川野優馬氏は、吉祥寺などで展開するコーヒーショップ「LIGHT UP COFFEE」の代表も務める。「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大で、残念なことに働く場所に人が集まらなくなった。新しいあり方をつくらなければならない」と考え、今回の法人向けプランを企画したという。

ラインアップと料金
ラインアップと料金

 提供する2つのコーヒーのラインアップは、LIGHT UP COFFEEが開発したもので、すでに個人向けにはウェブサイトでも販売している。需要が拡大しており、「テレワークのリフレッシュになっている」「毎日飲みたい」などの声を受け、働く環境をより良くする一助になる可能性を感じたという。

 珍しいティーバッグ式のコーヒーは、窒素を充填することで1年新鮮さが保たれるという。働くシーンにあわせた3つの味「CREATIVE、RELAX、REFRESH」を用意した。「苦みよりも香ばしさ、豆が持ついろいろな味に注目してほしい。コーヒーが苦手な人にも紅茶感覚で楽しんでもらえるコーヒー」(川野氏)と説明する。

働く人のためのCOFFEE BAG。手軽な「ティーバッグ式方式のコーヒーバージョンが作れないか」と開発したもので、焙煎やひき目などを調整したという
働く人のためのCOFFEE BAG。手軽な「ティーバッグ式方式のコーヒーバージョンが作れないか」と開発したもので、焙煎やひき目などを調整したという
おすすめのいれかたは、150ccの熱湯を注ぎ、コーヒーバッグを上下に10回動かし3分。好みの濃さになったら取り出す。まずはおすすめ通り量っていれてみたが、そうした時間も在宅ならではの気分転換になると感じた
おすすめのいれかたは、150ccの熱湯を注ぎ、コーヒーバッグを上下に10回動かし3分。好みの濃さになったら取り出す。まずはおすすめ通り量っていれてみたが、そうした時間も在宅ならではの気分転換になると感じた

 エスプレッソキューブは、バリスタが抽出したエスプレッソを、急速冷凍して真空包装したもの。電子レンジで解凍してミルクと合わせれば、店で飲むような本格的なカフェラテが楽しめる。

レンジで30秒かけ解凍したエスプレッソキューブを100mlのミルクで割ったアイスカフェラテ。このほかにもアフォガードやエスプレッソトニック、ブラックコーヒー、ホットカフェラテなどアレンジできる
レンジで30秒かけ解凍したエスプレッソキューブを100mlのミルクで割ったアイスカフェラテ。このほかにもアフォガードやエスプレッソトニック、ブラックコーヒー、ホットカフェラテなどアレンジできる

 「苦い、眠気覚ましのコーヒーは時代が終わった。働く時間にこそ、おいしいコーヒーを飲んでほしい」(川野氏)と語った。

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