Facebookの創設者で最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は、CNBCのAndrew Ross Sorkin氏とのインタビューで、ソーシャルメディアプラットフォームは政治家の投稿をファクトチェックするべきではないとの考えを語った。Zuckerberg氏は、米国時間5月28日に放映された20分近くに及ぶ会話の中で、リモートワークの未来、COVID-19がもたらした新しい現実、ソーシャルメディアプラットフォームにおける言論の自由について語った。
先頃Donald Trump米大統領が発信した郵便投票に関する複数のツイートについて、Twitterは「誤解を招く情報を含む可能性がある」としてラベルを表示した。このTwitterの判断について聞かれたZuckerberg氏は、これには直接言及せず、拡散性のあるオンラインの偽情報に関するFacebookのアプローチと基本理念について語った。
Facebookのファクトチェックプログラムの目的は、「一語一句を解析して、誰かが少し正しいか少し間違っているかを判定することではない(中略)非常に悪質な内容を検出することにある」とZuckerberg氏は述べた。
広くは「Facebook、またはインターネットプラットフォーム全般は、真実の裁定者になるべきではないと私は考えている」と同氏は述べ、政治的発言は既にメディアでさまざまな人々によって十分に精査されているとした。
ただし、「暴力を引き起こす」または自傷行為につながるなどの「危険な」言論は例外だとして、「それらについては、発言者が誰であろうと削除する」と語った。
このインタビューについてFacebookにコメントを求めたが、回答はすぐには得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」