ポラール・エレクトロ・ジャパンは5月21日、登山やトレイルランニング、マウンテンバイクなどアウトドアで長時間スポーツを楽しむユーザー向けに開発されたGPS搭載アウトドアマルチスポーツウォッチ「Polar Grit X」を6月4日に発売すると発表した。
カラーは、ブラック(サイズM/L)、グリーン(サイズM/L)、ホワイト(サイズS)の3色を用意。希望小売価格は5万9800円〜(税別)。交換ベルトも用意し、シリコン製の標準カラーのほか、ウーブン製や革製も同時に発売する。交換ベルトの希望小売価格は4480円〜(税別)。
本製品は、設定したルートの「ナビゲーション機能」や、栄養や水分の補給タイミングを通知する「FuelWise 栄養補給リマインダー」、アップヒル(上り)/ダウンヒル(下り)を自動セクション分けしてセクションごとのパフォーマンスを表示する「Hill Splitter」などの機能を搭載しているのが特徴。
なお、ナビゲーション機能は、ドイツのkomootが提供するルート作成アプリ「komoot」(一部有料)と連携しており、komootで作成したルート情報(GPX、TCXファイル)をGrit Xと同期することで利用できるようになる。進路変更ごとに、「何メートル先を左折」など、次の進路変更までの距離と曲がる方向が表示可能(ルートガイダンスが利用できる他の機種は非対応)。コンパス機能も搭載し、登山時に紙の地図などで再確認する際に利用できる。さらに、スマートフォンとの連動で天気予報も表示可能。
FuelWiseは、一回に補給する炭水化物量とトレーニング時間、平均心拍ゾーンを設定することで、エネルギー補給回数が事前に分かるというもの。トレーニング中の心拍数の状況に応じて、適切なタイミングでエネルギー補給のアラート(アラーム音十振動)が通知される。
水分補給についても、トレーニング中に摂取が必要な総水分量が事前に分かるため、設定した時間ごとにアラートで通知し、エネルギー不足による低血糖状態になるハンガーノックや脱水症状を起こす可能性を抑えることができるという。
同じく新機能のHill Splitterは、アップヒル(上り)、ダウンヒル(下り)という道の状況を内蔵の気圧計で自動判別。上り/下りのセクションごとにスピードや距離などを表示できるため、「上り区間のみのスピード」などトレーニングに必要なデータを抽出して確認できる。
なお、トレーニング時にGPSや心拍計測などの全機能を使った場合は最大40時間、心拍計測をオフ・GPSの記録間隔を変更できる省電力設定にした場合は最大100時間の連続使用が可能。アウトドア利用で重視される堅牢性(耐衝撃、防水、防塵など)では、ミルスペック「MIL-STD-810G」に準拠している。
直径は47mm、厚さは13mm。重量は64g(リストバンド含む)。
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