オーディション管理ツール「Exam」を運営するフォッグは5月11日、KADOKAWAと業務提携を締結したと発表した。
Examはオーディション主催者が抱える、(1)応募者の管理に手間がかかる、(2)オーディション特設サイトの制作予算が少ない、(3)条件に合う応募者を集めるのが困難、(4)対面面接でのコストやリスクが大きいという、4つの課題を解決するツール。
主催者は、必要な情報を入力するだけで、PC・タブレット・スマートフォンに最適化した特設ページと応募フォームが作成可能。応募情報は、ログイン・パスワードが必要なウェブ管理システム上に一元管理され、主催者が発行するアカウント保持者のみが情報を閲覧でき、ボタンひとつで合格者を次の審査に進めることができるという。
また、審査員は場所を選ばず、簡単に情報を閲覧・審査できるため、主催者は時間や場所の調整をせずに「どの審査員が」「どの応募者に」「どんな評価をしたか」を一覧で確認できるとしている。審査に必要な項目に絞って、応募者ごとに情報を一括してプリントアウトすることも可能。
2019年10月に提供を開始し、すでにスターダストプロモーション(スターダスト即戦力オーディション)、太田プロダクション(第1回新人発掘オーディション)、講談社(ミスiD2021)、主婦と生活社(ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト)などのオーディションに導入されているという。
同社によると、オーディション主催者側の「条件に合う応募者がなかなか集まらない」「合格者をお披露目する機会を用意するのが大変」といった課題に対応すべく、KADOKAWAと業務提携。KADOKAWAの強みである芸能事務所やテレビ局との強いコネクション、複数メディア運営による情報拡散ノウハウを生かし、ともにオーディション主催者の課題を包括的に解決していくとしている。
具体的には、新たなソリューション提案(予定)として、月間1.1億PVの「WEBサイトザテレビジョン」を活用した事前・事後のニュース配信。約45万フォロワーを抱えるザテレビジョン公式Twitterでの情報拡散ブースト。オーディション情報や周辺情報を取り上げる新メディアの立ち上げ運営。Examの営業支援とバックアップなどを挙げている。
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