ソフトバンクグループ代表の孫正義氏は、マスク供給のために中国BYDと提携したとTwitterにて発表した。
今回、BYDにソフトバンク専用の製造ラインを設立。医療用高機能N95マスクが月1億枚、一般用サージカルマスクが月2億枚と、合計で月産3億枚の供給能力を誇るという。5月から納品を開始し、政府マスクチームと連携。医療現場などに供給する。なお、孫氏は無利益でマスクを提供するとしている。
出来ました。
— 孫正義 (@masason) April 11, 2020
世界最大マスクメーカーBYD社と提携し、SB用製造ライン設立。
5月から納品、月産3億枚 (医療用高機能N95を1億枚、一般用サージカルを2億枚) 。
政府マスクチームと連携を図り、医療現場をはじめ、一人でも多くの人々にSBは無利益でマスクを供給します。https://t.co/0anaFcD7If
BYDは、EVを中心とした自動車や充電池、携帯電話パーツなどを手掛けるグローバルメーカーであり、4月2日にはトヨタとEVの共同研修施設の設立を発表している。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてマスクの製造を開始しており、現在では1日1500万枚の生産能力を有しているという。
なお、孫氏は3月11日に、100万人分の簡易PCR検査の機会を無償提供するとツイート。賛同するコメントがあった一方、重症ではない患者も医療機関に流れ込んで医療崩壊を起こしてしまうといった批判も多数集まっていた。
こうした声を受け、3月12日にはマスクを100万枚提供すると方針を転換。4月4日には、海外の工場に発注したという100万枚の納品が完了したと報告し、政府マスクチームと連携して優先度の高い医療機関や介護施設に寄付するとツイートしていた。
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