新型コロナウイルスの感染拡大によって人々が在宅勤務を求められ、子供らも学校に行けない中、NetflixとAmazon.comは、インターネットへの負荷を緩和するためにストリーミングサービスを高解像度から標準解像度に切り替えるよう求める欧州連合(EU)からの要請に応じた。9to5Macが報じた通り、Appleも「Apple TV+」で同様に対応している。Google傘下のYouTubeも同様だ。
欧州委員会のThierry Bretons氏は、Netflixの最高経営責任者(CEO)Reed Hastings氏と協議したとツイートした。
Important phone conversation with @ReedHastings, CEO of @Netflix
— Thierry Breton (@ThierryBreton) March 18, 2020
To beat #COVID19, we #StayAtHome
Teleworking & streaming help a lot but infrastructures might be in strain.
To secure Internet access for all, let’s #SwitchToStandard definition when HD is not necessary.
AFPによると、Netflixは欧州で現地時間3月19日、30日間にわたり、ストリーミングのビットレートを下げることに同意したという。同社は「これにより、良好な品質のサービスを会員に保証しつつ、欧州のネットワークでNetflixのトラフィックを約25%低減できると見込んでいる」と述べたとされる。
「Prime Video」の広報担当者も米CNETに対し、同様の対応をとることを認めた。
Amazonは電子メールで次のように述べた。「Prime Videoでは、ネットワークの混雑を緩和できるよう、必要に応じて現地当局やインターネットサービスプロバイダー各社と協力している。欧州でも、利用者にとって高品質のストリーミング体験を維持しながら、ストリーミングのビットレートを下げる取り組みをすでに開始した」
9to5Macが報じていた通り、AppleはApple TV+サービスのストリーミングの質を制限していることを認めた。現在、通常より解像度が低く、ノイズが入っているという。
米国では、通信事業者がデータ量の上限を引き上げるなどの対応により、感染拡大の間も人々がコミュニケーションを取れるようにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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