アップルは3月18日、新型「iPad Pro」を発表した。11インチと12.9インチの2モデルをラインアップする。iPad Proは3月25日、Magic Keyboardは5月に発売予定。なお、同社ではこのほか、新型「MacBook Air」と「Mac mini」の値下げを発表している。
ディスプレイは、IPS形式のLiquid Retinaディスプレイを採用。ProMotionやP3の広色域、TrueToneなどに対応する。SoCには、「A12Z Bionic」プロセッサを搭載。8コアのグラフィックスプロセッサ、Neural Engine、組み込み型M12コプロセッサを内蔵する。ストレージは64GBが撤廃され、128GB、256GB、512GB、1TBをそろえる。
カメラも刷新されており、iPhone 11 Proのような正方形のデザインを採用。なかに約1000万画素の超広角カメラ、1200万画素の広角カメラを搭載。4K/60fpsのほか、1080p/240fpsのスローモーションにも対応する。さらに、測距用のLiDARスキャナーも採用する。深度を測定する際に、カメラ、モーションセンサー、iPad OSのフレームワークと連携。より進んだAR体験を実現するという。前面には、約700万画素のTrueDepthカメラを搭載し、Face IDが利用可能だ。
大きく変わった点としては、「Magic Keyboard」にトラックパッドが内蔵された点だ。MacBookシリーズと同様、スワイプなどで操作できるMulti-Touchジェスチャーが利用可能。キー自体も1mmのシザー構造を採用。バックライトも内蔵する。また、iPad Pro本体が浮遊しているようなフローティングデザインを採用し、ディスプレイの角度を自由に調整可能。ヒンジの部分には、USB-Cポートを内蔵しており、充電やデータ転送が可能だ。
本体のインターフェイスは、USB-Cポート×1、nano-SIMスロット(eSIMにも対応)を搭載する。バッテリーは、11インチモデルが28.65Wh、12.9インチが36.71Whとなっている。重さは、11インチのWi-Fiモデルが471g、セルラーモデルが473g。12.9インチのWi-Fiモデルが641g、セルラーモデルが643g。カラーは、シルバーとスペースグレイの2色となっている。
価格は、11インチのWi-Fiモデルの場合、128GBモデルが8万4800円(すべて税別)。最上位の1TBモデルは13万9800円。セルラーモデルでは、128GBモデルが10万1800円、15万6800円。12.9インチモデルは、128GBモデルが10万4800円、1TBモデルが15万9800円。セルラーモデルが128GBモデルで12万1800円、1TBモデルが17万6800円。
新しいMagic Keyboardの価格は、11インチモデルが税別3万1800円、12.9インチモデルが同3万7900円。新モデル以外にも、前モデルの第1世代11インチモデル、第3世代12.9インチモデルでも使用可能だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」