NTTドコモは3月18日、次世代通信サービス「5G」を3月25日に開始するのにあわせ、さまざまなコンテンツを拡充していくと発表した。
音楽・ライブの領域では、「新体感ライブ CONNECT」に8KVRライブ機能を追加。VRグラスを装着すると、高精細な8K360度VR映像により、高精細で会場の最前列にいるような臨場感ある映像を楽しめる。本機能は、3月18日に開催するスペシャルイベントで初めて提供。新体感ライブ CONNECTで生配信・見逃し配信するほか、スペシャルイベントの様子は特設サイトでも後日紹介するという。
3月21日には、キズナアイなどのバーチャルアーティストによるVRライブ「以心伝心有灵犀-Borderless Live 5G-」を日中同時配信。バーチャル空間ならではのライブを提供する。
ゲームの領域では、5Gの高速・大容量通信を活かし、データをローカルに保存する必要の無いクラウドゲームを提供する。
dゲームでは、3月18日からクラウドゲームサービス「dゲーム プレイチケット」を提供。サービス開始時点では「信長の野望・創造 with パワーアップキット」や「ファイナルファンタジーXIII」など12タイトルを提供するが、将来的には100以上のタイトルを提供する予定だ。
また、今春には、国内スマートフォンでは独占配信となるコンテンツとして、「真・三国無双8」と「ファイナルファンタジーXV」も提供する。このうち「真・三国無双8」は、5Gの特徴を活かし、4K対応コンテンツとして配信する。
このほか、3月26日に配信を予定する「エヴァンゲリオン バトルフィールズ」では、5Gを活かした複数プレイヤーの同時対戦モードを、5月より実装する。自身が操作するキャラクターに加え、他プレイヤーの動きもリアルタイムに画面に表示され、周囲の動きやアクションを確認しながらプレイできるようになるという。
映像コンテンツでは、ディズニーの「アナと雪の女王2」関連作品「MYTH」を独占提供する。アナと雪の女王の世界を舞台とした初のVRショートストーリーコンテンツで、全国102店舗のドコモショップで体験できるよう準備を進めていく。
dアニメストアでは、スマホ画面の自動回転機能を活用した、縦と横で異なる映像をスムーズに切り替える「タテヨコ動画」を提供。第1弾として、画面を横にすると東京事変のミュージックビデオ、横にすると神風動画が作成したオリジナルアニメとなるオリジナルコンテンツを、3月21日12時に配信する。
また、マルチアングル視聴機能も実装する。シーンごとに見たいカメラアングルを自由に選んで鑑賞できるほか、6アングルの同時視聴も可能だ。第1弾として、舞台版「鬼滅の刃」の映像を、3月18日から配信。dアニメストアでのレンタル購入者を対象に、マルチアングル視聴機能を提供する。
このほか「ひかりTV for docomo」では、5Gスマートフォン専用機能としてマルチストリーミング機能を提供。提供18チャンネルの中から、最大7番組を同時に視聴できる機能で、4月下旬より提供する。
スポーツ観戦でも、5Gを活用したコンテンツを提供していく。
Jリーグでは、鹿島アントラーズと提携し、スタジアムに5G視聴環境を構築。自席から見えないアングルからのリアルタイム試合映像視聴や、好きなタイミングでのリプレイ視聴、スタッツの配信など、スタジアムで体験できる、5Gを活用した新たな観戦サービスを提供していく。こちらは、新型コロナウイルスの流行により延期となっているJリーグ公式戦の再開後、速やかに準備するとしている。
また、卓球リーグ「Tリーグ」では、2020-2021シーズンからのトップパートナー契約を締結。マルチアングル視聴やデジタルコンテンツなどの公式サービス共同企画を展開するほか、映像制作の高度化を通し、Tリーグのファン層拡大を目指すとしている。
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