東京都 建設局は、東京大学と連携し、道路の損傷や不具合を簡易に通報できる「道路通報システム」の試行を、2月5日から3月31日まで実施している。通報を受けた情報をもとに、道路の損傷や不具合を必要に応じて補修するという。
都民からより多くの情報を迅速に受けることにより、的確に道路状況を把握することが目的。また、情報の収集手段として、スマートフォンを活用した道路管理の有効性を検証するという。
このシステムは、東京大学などが中心となって開発したスマートフォン向けアプリ「My City Report for citizens」(MCR市民投稿アプリ)を利用している。都民が道路の損傷や不具合を発見した際に、スマートフォンのカメラとGPSを利用して通報する仕組みを採用しているという。
試行時の対象は、葛飾区および、品川区内の都道。葛飾区内では、葛飾区の協力を得て、区道も対象となる。ただし、葛飾区道に関する損傷や不具合は葛飾区による応対となる。
なお、アプリによる通報は緊急時の対応を前提としていないため、緊急時は別途電話による通報を求めている。平日9:30〜17:00は道の相談室(03-3340-1350)、夜間・休日は都道管理連絡室(03-3343-4061)となる。
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