米上院議員の超党派グループは英国議会に対し、5Gネットワークにおける中国の華為技術(ファーウェイ)製機器の採用を許可するという同国の決断を再考するよう促した。20人の共和党および民主党上院議員が米国時間3月3日、英国の計画に対する米国の異議を訴えて、英庶民院(下院)に書簡を送付した。
書簡に署名したのは、上院少数党院内総務のChuck Schumer議員(ニューヨーク州選出、民主党)、上院情報委員会委員長のRichard Burr議員(ノースカロライナ州選出、共和党)、上院情報委員会副委員長のMark Warner議員(バージニア州選出、民主党)など。下院の超党派グループも、同様の書簡を1月に送付している。
ファーウェイは出荷台数で世界第2位のスマートフォンメーカーだが、米国でのシェア獲得には苦戦している。米連邦捜査局(FBI)、米中央情報局(CIA)、米国家安全保障局(NSA)、米連邦通信委員会(FCC)、米上院情報委員会など、米当局が懸念を表明していることがその一因だ。米国は以前から、ファーウェイは中国政府と密接な関係にあり、同社の機器が他の国や企業に対する諜報活動に利用される恐れがあると主張してきた。
Boris Johnson英政権は1月、論争の的となっているファーウェイの製品を英国の次世代ワイヤレスインフラの「非中核」部分で使用することを認めると決定した。それは、中国政府とのつながりを理由にファーウェイを排除したDonald Trump米大統領の姿勢とは真逆の動きだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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