東芝ライフスタイルは3月3日、表面に氷の膜を生成し、最長で肉を約10日間、魚・刺身を約7日間保存できる「氷結晶チルド」を新搭載した、冷凍冷蔵庫「VEGETA(べジータ)」(6ドアタイプ「FZ」シリーズ4機種、5ドアタイプ「GZ」シリーズ2機種)を2020年4月下旬から順次発売すると発表した。
いずれも、基本色として、アッシュグレージュ、ラピスアイボリー、クリアグレインホワイトの3色をラインアップする。
6ドアタイプの「FZ」シリーズ(両開き)では、定格内容積601Lの「GR-S600FZ」(税別38万円前後)、551Lの「GR-S550FZ」(税別36万円前後)、508Lの「GR-S510FZ」(税別34万円前後)、461Lの「GR-S460FZ」(税別33万円前後)をラインナップ。いずれも5月上旬に発売を予定する。
5ドアタイプ「GZ」シリーズ(片開き)では、定格内容積501Lの「GR-S500GZ」(税別32万円前後)、465Lの「GR-S470GZ」(税別31万円前後)をラインナップ。いずれも4月下旬に発売を予定する。
同社によると、従来より搭載の「速鮮チルドモード」、「解凍モード」に「氷結晶チルドモード」が加わり、チルドルームで食材を上手に保存し、調理の効率化が図れるという。
同社によると、家事の時短や省手間ニーズの高まりと共に、まとめ買いや長期保存をする世帯は増加傾向にあるという。同社の調査では、肉や魚などの長期保存の際に、解凍の手間がなく、味の劣化を抑制するチルドルームではなく、冷凍室の利用率が依然多いことが判明した。
そこで、チルドルームをさらに活用してもらうため、独自のツイン冷却技術と温度コントロールにより、食材の表面に薄い氷の膜を生成する「氷結晶コーティング」を実現。
氷の膜が菌の繁殖・酵素の活動を抑え、冷凍せずに最長で肉10日間、刺身7日間の長期保存を可能な「氷結晶チルド」を搭載した冷蔵庫を開発した。
さらに、除菌LEDや新搭載した除菌脱臭装置「Ag+セラミック光触媒」により、清潔性も向上。
また、スマートフォンやUSB電源で駆動する小物家電の充電に役立つ給電用のUSBポートを業界で初めて冷蔵室の扉に搭載した。
加えて、同社が提供するスマートフォン専用アプリ「IoLIFE(アイオーライフ)」のサービスに、冷蔵庫内の食材管理を効率的に行える「食材管理」機能(2020年夏以降順次サービス開始予定)、冷蔵庫の扉開閉や冷蔵庫周辺の室温上昇を通知する「みまもり」機能(2020年春以降順次サービス開始予定)を追加する。
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