東芝ライフスタイルは4月19日、液晶テレビ「REGZA」シリーズに4K解像度の「Z700X」「M500X」の2シリーズを追加した。REGZAは2006年に開始し、2016年で10周年を迎えた。新製品はいずれも「Ultra HD Blu-ray」のHDR信号に対応する4K HDR性能を備え、リアリティ、立体感、精細感のあるHDR映像を再現する。
Z700Xシリーズは、55V型の「55Z700X」、49V型の「49Z700X」、43V型の「43Z700X」の3モデルをラインアップ。4K解像度になり、一度は採用を見合わせていたIPSパネルを搭載した意欲作で、IPSならでは階調性の良さと広視野角が魅力だ。
拡散層の前面に、反射防止層を配置することで映り込みを低減。独自の「全面直下LEDバックライト」を「直下型エリアコントロール」によって制御することで、IPSパネルの弱点とされていたコントラストを改善し、黒の再現性を追求している。
映像エンジンの「4KレグザエンジンHDR PRO」は、「REGZA Z20X」と同様のものをIPSパネルによるチューニングし直したものを使用。64色軸による高精度な色空間変換により、幅広い色表現で、自然な色彩を再現する。広色域とHDRのサポートにより、通常コンテンツもHDR映像のような立体感、奥行き感を表現できる「アドバンスドHDR復元プロ」を搭載。普通の地上デジタル放送の高画質再現を追求した。
本体には、9基の地上デジタルチューナ、3基のBS、110度CSデジタルチューナを搭載し、放送済みの過去番組表から見たい番組を再生する「タイムシフトマシン」機能を搭載。「始めにジャンプ」ボタンで、番組の冒頭から視聴できるほか、「過去番組表」により、放送済み番組の視聴も可能。「ざんまいスマートアクセス」使用すれば、シーン別に番組をピックアップして見ることもできる。
Z700Xでは、1画面内に地デジ6チャンネルを同時に表示できる「まるごとチャンネル」機能も装備。始めにジャンプボタンと組み合わせれば、おもしろそうな番組を最初から視聴することができる。
画面下部には、限られた容積でも低域を表現する「ラビリンスバスレフ型」のボックス構造を採用したインビジブルスピーカを搭載。テレビ用スピーカ「レグザサウンドシステム RSS-AZ55」を合わせて使用すれば、独自の「シンクロドライブ方式」により、高域はテレビ内蔵スピーカ、低域はAZ55と、シンクロ動作も可能だ。
東芝ライフスタイルでは、REGZA Z700XシリーズとRSS-AZ55、HDDを組み合わせた「まるごとパック」も用意。期間中に購入すると3万円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンを実施する。発売日は4月21日。
M500Xは、58V型の「58M500X」、50V型の「50M500X」、40V型の「40M500X」の3モデルを用意した。バックライトはエッジ型で、「4Kダイレクトモーション120」により、優れた動画応答性を実現。スピーカをテレビの前面に配置した「レグザダイレクトオーディオシステム」により、1700バンドを超えるイコライジングで音質を補正するほか、小音量でも人の声が聞き取りやすいクリア音声に対応する。
地上、BS、110度CSデジタルチューナは3基備え、外付けのUSB HDDを組み合わせれば、番組を見ながら地デジもBSも2番組同時録画を実現。同時間帯に録画する2番組のチャプター分割にも対応する。発売は6月下旬。
両機種ともに、テレビとネットを横断してコンテンツを検索できる「みるコレ」に対応。dTV、Netflix、YouTube、TSUTAYA TVなどの動画配信サービスの視聴も可能だ。
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