クラウドファンディングサービス「READYFOR」を運営するREADYFORは2月27日、新型コロナウイルスの影響で中止となったイベントを支援するクラウドファンディングプログラムを開始したと発表した。
これは、新型コロナウイルスの影響で開催が中止となり、会場費などの損失が発生したイベントを対象としたプログラムで、目標金額への到達にかかわらず、集まった資金を受け取ることができる。サービスプランは、「シンプルプラン」を適用し、手数料は無料。5%の決済手数料のみでクラウドファンディングを実施できる。
プログラム申し込み要件として、新型コロナウイルスの影響でイベントの開催が中止となったこと、イベントの中止で会場費などの損失が発生したこと、イベントの内容が公序良俗に反しないことを挙げている。また、ページでの記載事項としては、発生した損害額の明記、保険による損害補填の有無、集めた金額を損害の補填に充てること、損害額を超えて集まった場合の使途を明記することとしている。
申込期間は、2月27日~3月31日まで。審査期間は、申し込みから3営業日以内に通達する。公開は3月以降としており、準備ができたものから順次公開するという。プロジェクト終了日から翌々月の10日に支援金が振り込まれるが、早期入金オプションを利用した場合は、最短でプロジェクト終了日から3営業日で振り込みも可能という。なお、申込期間は、ウイルスの状況をみて延長を判断するとしている。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、日本政府からの大規模イベントの自粛要請にともない、各地でイベントの中止・延期が発生しているほか、同社では2月以降、新型コロナウイルスの影響を受けたイベント主催者から資金調達に関する相談が多数寄せられていたとしている。同社では、本プログラムを通じて、新型コロナウイルスの影響を受けた人々を支援するという。
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