報道ベンチャーのJX通信社は2月26日、緊急情報サービス「FASTALERT」において、新型コロナウイルス感染症の国内外の感染者数速報や企業の対策動向などをAIで収集する、特設ページの提供を開始したと発表した。
FASTALERTは、SNSから災害、事故、事件などのリスク情報をAIが収集し、配信する緊急情報サービス。2016年9月のリリースから7カ月で、全ての民法キー局とNHKが採用。現在は、全国の大半のテレビ局に採用されているほか、新聞社や警察、消防、自治体、一般企業でも幅広く導入されている。今回の特設ページは、FASTALERTユーザー向けに提供されるもの。
「新型肺炎」特設タブでは、同社運営のニュース速報アプリ「NewsDigest」と連携し、国内外の最新の感染者数情報をリアルタイムな感染者数推移グラフ・マップとして提供。SNSにおける行政や有識者などの情報をAIで収集・分類し、対策や判断の参考になる情報をリアルタイムでチェックできる。
また、イベント・セミナーの中止、リモートワーク開始など、企業の新型コロナウイルス感染症対策の最新情報も確認可能なほか、各国での感染者発生の最新情報や日本からの入国制限など、企業のサプライチェーンや事業活動全般に影響を及ぼす情報を、現地の速報と同等のスピードでチェックできるとしている。
同社では、新型コロナウイルスの影響が拡大する中、企業は会議やイベント、セミナー、面接などの実施可否に加えて、従業員を守るためのリモートワーク実施の判断、サプライチェーンへの影響回避のため、迅速な情報収集と判断を求められているという。そこで、FASTALERTにて、新型コロナウイルスに関連する情報のみを集約した特設タブを新設した。
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