Intelは米国時間2月11日、スペインのバルセロナで現地時間2月24〜27日に開催予定のモバイル見本市「Mobile World Congress(MWC)Barcelona 2020」に参加しないことを電子メールの声明で明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、他のテクノロジー企業も相次いで出展を取りやめている。Amazon.com、LG、ソニーなどがすでにMWCへの参加中止を表明している。
NTTドコモもMWCへの出展を中止する。同社は10日、「ドコモブースにご来場されるお客さま、パートナー企業の皆さま、説明員の安全に配慮し」、決定したと述べた。
中国のスマートフォンメーカーVivoも同様に参加を中止すると電子メールで表明しており、コンセプトスマートフォン「Vivo APEX」の2020年モデルの発表は延期する。
新型コロナウイルスは2019年12月、中国湖北省の省都である武漢市で確認された。2月11日時点で、肺炎の症状が出るこのウイルスには世界で4万人以上が感染し、死者は1000人を超えた。感染者は約30カ国で確認されており、スペインでも2人が感染したとされている。
MWCを主催するモバイル業界団体GSM Association(GSMA)は、本稿執筆時点で予定通りMWCを開催すると述べているが、湖北省からの参加者の入場を禁止するなど、公衆衛生上の追加措置を取るとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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