メルカリとメルペイ、NTTドコモは2月4日、利便性とサービス向上、キャッシュレス推進、新規事業の検討などを目的に業務提携に合意したと発表した。
両者の提携により、メルカリの月間利用者数1450万人、dポイントクラブ7345万会員をあわせた国内最大規模のアクティブユーザー基盤が誕生する。業務提携の内容としては、「メルカリID」と「dアカウント」の連携による顧客基盤の拡大(5月開始予定)、メルカリでの「dポイント」支払い、スマートフォン決済事業、ドコモショップでの「メルカリ教室」や梱包・配送サポートの全国展開などで連携する。
さらに、各社が保有するデータを連携させたFinTechサービスの開発や、マーケティング、販促ソリューションの開発も検討する。
スマートフォン決済事業では、「メルペイ」と「d払い」のウォレット残高を連携。ポイントのシームレスな利用を実現するという。また、両社の加盟店も共通化し、どちらか一方の決済サービスを導入している店舗であっても、お互いのサービスで支払うことができる。加盟店共通化についてはOrigami提携店舗も含まれる。さらに、共同で加盟店開拓も展開していく。
また、提携を記念し、メルカリでd払いを利用することで最大20%ポイント還元するキャンペーンを実施。内訳としては、2月4〜24日の期間中にd払いで決済することで10%、2月1〜29日まで金曜・土曜日に開催している「毎週おトクなd曜日キャンペーン」を組み合わせることで、さらに10%還元が上乗せになる。
両社は、2015年4月にキャリア決済でのパートナーシップに始まり、2019年4月にはメルカリで販売した商品を梱包・発送できる「つつメルすぽっと」をドコモショップ内に設置。同年10月にはメルカリ教室を共同開催している。今回の提携で3社が持つアセットを有効活用するとしている。
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