配車サービスを展開するUberが、新型コロナウイルスの感染防止のために、メキシコで約240のユーザーアカウントを一時的に停止したことを米国時間2月3日に認めた。新型コロナウイルスは、2019年末に中国の武漢で初めて発見されて以来、これまでに欧州、中東、オーストラリア、米国を含む20カ国以上で感染が確認されている。
Uberは1日に、メキシコでそれらのアカウントを停止したのは、それらのユーザーが、新型ウイルスに感染した疑いがある2人の運転手の車両に搭乗したことがあるためとする声明をTwitterで発表した。なお本件についてはBloombergが最初に報じていた。
本記事執筆時点で、メキシコでは新型コロナウイルスの感染事例はまだ確認されていない。しかしUberは、メキシコシティの保健当局から、新型ウイルスに感染したとみられる1人のUber乗客に関して情報を入手した。同社はこの情報に基づき、その人物を車に乗せた2人の運転手と、それらの運転手と接触した約240の乗客のアカウントを一時的に停止したと説明している。
新型コロナウイルスをめぐっては、これまでに感染者が1万7000人以上、死者が300人以上に上っており、さまざまな交通機関に影響が及んでいる。たとえば、United、Air Canda、British Airways、Lufthansaなどの航空会社では、ハブ空港と中国の一部の主要都市との間を結ぶ旅客便の運航を停止している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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