東芝映像ソリューションは2月5日、「4K液晶レグザ」の新製品として、4Kチューナーを2基内蔵した「Z740X/M540Xシリーズ」とエントリー向けの「C340Xシリーズ」を発表した。上位モデルには、クラウドと連携し高画質を実現する「クラウドAI高画質テクノロジー」を搭載する。発売は2月21日から順次。
Z740X/M540Xシリーズに搭載するクラウドAI高画質テクノロジーは「レグザエンジン」がクラウドと連携し、放送コンテンツを高画質化する技術。従来、EPG情報などからコンテンツを見極めて高画質処理を施していたが、クラウドAI高画質テクノロジーは、クラウド上に映像データバンク、番組の詳細ジャンルやコンテンツ画質の特徴化を持つことで、より詳細なジャンルかつコンテンツごとの特性をいかした高画質化ができるとのこと。
「アニメ」というジャンル1つとっても、映画、テレビ向けがあり、その違いを加味ながら高画質処理を図る。映像調整データはクラウドからレグザにダウンロードすることで、リアルタイム処理を実現。そのためインターネット接続が必要で、対象コンテンツは放送波のみ。サービス開始は6月頃を予定している。映像調整データは適時見直し、最新版のものを提供していく。
あわせてネット動画の高画質化にも取り組み、Z740Xには「ネット動画ビューティPRO」、M540X「ネット動画ビューティ」を新たに搭載。ネット動画は、サービスごとに圧縮方式やビットレートが異なるが、最適なパラメーターを用意し、高画質化を実現。コントラスト、精細感を向上させ、低フレームレートコンテンツも滑らかな再生ができる。
Z740Xは、65、55、50V型の3モデルを用意。「レグザエンジンCloud PRO」を搭載する。放送済みの番組をいつでも見られる「タイムシフトマシン」機能を継承し、「みるコレ」を使えば、好みに合った録画番組やこれから放送される番組をおすすめが可能だ。
別売のUSB HDDを接続すれば、4K放送を視聴しながら別の4K放送の番組の録画にも対応。地上、BS、110度CSデジタルチューナーは3基備え、番組を視聴しながら、同時に別の2番組も録画できる。
M540Xは、65、55、50、43V型の4サイズをラインアップ。映像エンジン「レグザエンジンCloud」により、クラウドと連携して高画質処理をする「クラウドAI高画質テクノロジー」を採用する。4Kチューナーを2基、地上、BS、110度CSデジタルチューナーは3基備え、4K放送の裏録画や、3チューナーW録に対応する。
両シリーズ共に、本体に色温度センサーを搭載し、照明や外光などをリアルタイムに検出し、画質を自動で調整する「おまかせAIピクチャー」を装備。視聴しているコンテンツの種類も自動判別する。
C340Xは、55、50、43V型の3サイズ展開。「レグザエンジンG」を搭載し、2Kテレビからステップアップモデルに位置づける。「地デジビューティX」を備え、最も視聴時間が長いと見られる地上デジタル放送を高精細に再現する。
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